火力発電の計算問題で、発電電力量から使用する燃料の量を求める問題が出題されることがあります。

 その際に重要なのが、エネルギー(J)と電力(W)と電力量(Wh)の関係です。
 もっとも基本として覚えておいてもらいたいのが、W=J/secの関係です。
 つまり、1秒間に1[J]のエネルギーを消費するときの消費電力が1[W]であるということです。これは非常に重要な関係です。
 さらにもう一つ重要なことが、1[W]を1時間消費し続けたときの電力量が1[Wh]であるということです。
 基礎知識として、1時間は3600秒です。このことを踏まえ[J]と[Wh]の関係を表わすと、
 1[Wh]=3600[J]
となります。つまり、[Wh]も[J]もエネルギー量を表わしたものですが[J]で表わすと非常に大きくなってしまうため[Wh]を用いているとイメージしてください。

 今回お話ししたことを覚えておかないと、B問題の高配点な火力発電の計算問題を解くことが非常に困難になってしまいます。逆に言えば、覚えてしまえば合格へ大きく近づくということです。

 是非、覚えた上でこの法則を使いこなせるようになってください。

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