当ブログでは、不定期で「試験対策お役立ち情報」も投稿したいと思います。

今回は「合成抵抗の計算方法」です。

まず一般的な定義では次のようになりますね。

「直列:すべて足す」
「並列:2つの時は(和分の積)
    3つ以上の時は、(抵抗の逆数の和の逆数)」

 もちろんこの定義(公式)を覚えることは非常に重要です。しかし、簡単な決まり事を覚えていれば、電気工事士や電験の問題の中にはあっという間に解けてしまうものもあるのです。

 特に、並列計算に関してはこの傾向が顕著です。
 その並列計算の決まり事とは、
「同じ値の抵抗をn個並列につなぐと、合成抵抗はn分の1になる」
 というものです。たとえば、「6Ωの抵抗が3個並列に接続されていたら2Ωになる」と一瞬で計算できてしまうわけです。
 これを冒頭の公式通りに計算していたら非常に面倒くさいですよね。

 直列では逆のことが言え、
「同じ値の抵抗をn個直列につなぐと、合成抵抗はn倍になる」
 といったことになります。

 公式を覚えることも重要ですが、問題を解く際は「いかに簡単に解くか」も非常に重要です。今回はそのためのテクニックの1つをお教えしました。

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