誘導電動機の回転子は、大きく分けて鉄心とかご形導体に分けられます。

鉄心は、基本的に変圧器と同様のイメージの積層鉄心が用いられます。ただ、変圧器と違うのは変圧器の場合方向性をもつ磁性材料が用いられますが、電動機の場合あえて方向性を持たない磁性材料を用います。これは、電動機の回転子は磁束に対しての常に向きが変化するため、方向性を持たせると逆に効率が低下するためです。

 導体は、鉄心のスロットにはめ込まれます。材質としては、主にアルミや銅が用いられます。導体の両端には短絡環が取り付けられていて、その形状からかご形導体と言う名称がつけられています。

 電験三種では、このような構造に関する知識問題が出題される事もあります。是非色々な知識を幅広く学んでおきましょう。

電験三種対策講習会

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