先日、木下で雨宿りをしていた男性が雷に打たれて亡くなるという痛ましいニュースが流れました。
そのさい、「雷が鳴っているときに木の下に避難するのは非常に危険」という内容をテレビで放送されていました。
なぜ木の下にいると危険なのでしょうか?
雷は、高いものに落ちやすいという性質があります。落雷は、雷雲から地上までの空気が絶縁破壊されることにより発生します。当然、距離が短いほど絶縁は弱いので高いものに落ちるのです。ちなみに、金属に落ちやすいというのはほぼ誤りです。雷撃の電圧は数億ボルトに達するため、多少の絶縁物など簡単に絶縁破壊してしまいます。むしろ、経路の長短が問題になるため多少物の高さや先端がとがっているなどの要素が強く関与してきます。
話を戻しまして、なぜ木の下にいると危険かというと、周りに高いものがない場合、高確率で木に雷が落ちます。その際、木のそばに人や物があるとその間で放電が起き、人や物にも電流が流れるのです。これを「側撃雷」とよび、非常に危険な現象です。
この側撃雷による被害に遭わないためには、木からある程度距離をとることが有効です。
ただし、離れすぎると今度は人体に直接落雷する恐れが出てきますので注意が必要です。

最も安全なのは車の車内やコンクリート製の建物に避難することですが、必ずしも避難できる環境とは限りません。
雷に対する正しい知識を身につけ、確実に身を守れるよう備えましょう。

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