近年注目を集めているコンバインドサイクル発電。
ほかの火力発電に比べて熱効率がかなり高い(50%以上)ことが大きな特徴ですが、なぜコンバインドサイクル発電はここまで熱効率が高いのでしょうか?
そもそもコンバインド発電とはなにかを簡単に説明すると、ガスタービン発電とその廃熱を利用した気力発電を組み合わせた発電システムのことです。いわば、自動車で言えばハイブリットカーと同じようなイメージです。
ガスタービン発電単体は、熱効率はそこまで高くありません。一般的には30%後半程度。しかし、コンバインドサイクル発電の優れた点はこの残り60%程度の熱を利用しさらに発電している点です。気力発電単体では40%程度の熱効率です。しかし、コンバインドサイクル発電で30数%、気力発電でのこり60数%のうちに40%程度を電気にかえることにより、結果的に60%近い熱効率を誇るわけです。
しかもコンバインドサイクル発電の場合、他の大容量火力発電所に比べ起動時間も短時間で済むことから、非常に利点の多い発電システムなのです。

長々とお話ししましたが、近年の電験三種電力ではこのコンバインドサイクル発電の問題も出題されていますので、仕組みから効率計算までしっかり身につけておく必要があります。

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