フェランチ効果
今回は、フェランチ効果についてお話します。
前回のブログで、送電線における電圧降下についてお話しました。その際に書いたベクトル図では、負荷電流は遅れで表しています。殆どの負荷の力率は遅れであり、そのため送電線などの電圧は送電端から受電端に向かって下がっていく傾向にあります。
しかし、深夜などの負荷が軽い時間帯では、ケーブルの対地静電容量や需要家が設けている進相コンデンサの影響で電流が進み力率となります。電流が極端な進み力率となると、送電端から受電端に向かうにつれて電圧が上昇していく現象が発生します。これをフェランチ効果と言います。
電験3種では、このフェランチ効果の概要や対策、ベクトル図について問われることがあります。是非理解するようにしましょう。
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