前回の第二種電気工事士関連記事で、二つ目の手順である「負荷以外の黒線をつなぐ」は三路スイッチや四路スイッチの回路では使えない、ということをお話しました。
今回は、なぜ使えないかということをお話し致します。
三路スイッチは一つのスイッチを二つに分けたものと考えることができ、二つのうち片方は電源とつながりますが、もう片方は負荷とつながるのです。よって、三路スイッチから来ている黒線を二つとも電源とつないでしまうと回路が成り立たなくなります。
四路スイッチは三路スイッチと三路スイッチの間を中継するスイッチですから、電源、負荷と一切つながりません。ですので、四路スイッチから来ている黒線も当然電源とつなぐことができません。
三路スイッチと四路スイッチの回路と役割を理解してさせしまえば間違えることはありませんが、理解しきれるまで非常にわかりにくい事柄であります。

次回のブログで、今年の公表問題の中で三路スイッチを用いる問題について複線図の解説をします。その中で改めてご説明しますので、是非ご覧ください。

第二種電気工事士対策講習会
http://www.japan-ems.jp/curriculum/e-construction2.html
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