今回は「パイロットランプ」についてお話しします。

パイロットランプの接続には、「常時点灯」「同時点滅」「異時点滅」の三種類があり、No.2は常時点灯、No.10は同時点滅とされています。
ここで各点灯方式を簡単に説明すると、常時点灯とはパイロットランプが常に点灯している方式のことを言います。言い換えれば、パイロットランプの対応しているスイッチに電源があるかを表しているとも言えます。

同時点滅とは、スイッチがONになると点灯し、OFFになると消灯する方式です。換気扇のスイッチをイメージしてもらえばわかりやすいかと思います。
最後の異時点滅は、スイッチがOFFの時点灯しONになると消灯する方式です。「位置表示灯」とも言われ、暗闇でもスイッチの位置がわかるようにするために用いられるのが一般的です。
ここからは、「同時点滅」と「常時点灯」に関して具体的にどのように接続すればよいのかをお話しします。

まずは「同時点滅」です。
同時点滅は、スイッチがONになるとパイロットランプが点灯するという方式です。ということは、パイロットランプはこのスイッチに対応する負荷と考えることが出来ますね。
接続の仕方は、スイッチからの送りをパイロットランプに接続し、さらに負荷に接続するというやり方になります。
重ねていいますが、「同時点滅」ではパイロットランプは負荷と同じと覚えておいてください。

次は「常時点灯」です。
常時点灯は、スイッチのON,OFFにかかわらず常にパイロットランプが点灯している状態です。ということは、パイロットランプに直接電源を接続すれば良いわけです。つまり、パイロットランプに電源の黒線が接続され、そこからスイッチに電源を渡してやればよいのです。

最後に注意点として、「同時点滅」と「常時点灯」のときはパイロットランプに接地側の白線を必ず接続しなければならないことを忘れないようにしてください。

次回ののブログで、公表問題No,10を使って同時点滅について改めて解説したいともいます。

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