各種接地工事の内容
今回は、各種接地工事の内容についてお話しします。
(1)D種接地工事
電線太さ・・・直径1.6mm以上
接地抵抗・・・100Ω以下
(2)C種接地工事
電線太さ・・・直径1.6mm以上
接地抵抗・・・10Ω以下
ここで、DおよびC種接地工事の接地抵抗値には次の緩和規定があります。
・地絡が生じた場合に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を設ける場合は500Ω以下
(3)B種接地工事
電線太さ・・・直径2.6mm以上
接地抵抗・・・a.150/I
b.300/I(地絡時に1秒を超え2秒以内に電路を遮断する装置を設ける場合)
c.600/I(地絡時に1秒以内に電路を遮断する装置を設ける場合)
(4)A種接地工事
電線太さ・・・直径2.6mm以上
接地抵抗・・・10Ω以下
基本となる電線太さや接地抵抗はもちろん、各緩和規定と緩和後の値も合わせて覚えるようにしましょう。
次回は、接地工事の省略規定についてお話しします。
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