電卓を使えないときのこつ
電気工事士試験では、電卓を持ち込むことができません。つまり、計算はすべて手計算でやる必要があるのです。しかし、電気の計算は√2=1.414や√3=1.732など、きれいな数字とは言えないものも計算しなくてはなりません。ですので、力業で計算しようとすると非常に時間がかかってしまいます。 そこで、時間を効率的に使うために考えかたのこつをつかむ必要があります。
まず一つ目が、√2やπなどは計算の最終段階になって初めて細かい値を入れるということです。実は、電験の計算にも言えることですが√2や√3、πなどは計算途中で消せることが多々あるのです。もしはじめに値を入れてしまうとそれに気づかず複雑な計算をすることとなってしまうのです。
もう一つが、おおよその値で計算するということです。第一種電気工事士までは四択で、数値としては比較的大きな幅で与えられます。たとえば、正確には1.732で計算するところを1.7で計算しても絞れてしまうのです。そうすれば、2倍から3割引くといった感覚的な求め方ができます。
ともかく言えることは、あまりまじめに計算しないということです。選択肢から一つに絞れればよいので、最後まで計算する必要はありません。
計算力とともに、試験に合格するためのテクニックを一緒に学びましょう。
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