今回は、変圧器の効率計算を解くにあたり必須事項である「鉄損」と「銅損」についてお話しします。

まずは「銅損」です。銅損は、簡単に言えば変圧器の巻き線に電流が流れることによって巻き線自体の抵抗により消費される損失の事で、それ自体の大きさでいえばI^2×Rということになります。
この銅損の大きなポイントとして、銅損の大きさは「負荷の2乗」に比例するという事です。つまり、定格負荷時の銅損を100[W]とすれば、1/2負荷では1/4になるので25[W]、無負荷では0[W]になるのです。

次に「鉄損」です。鉄損は「無負荷損」ともいい、負荷の有り無しにかかわらず、変圧器に電圧がかかっていれば(励磁されていれば)発生する損失です。いい方を変えれば、負荷の大きさにかかわらず常に一定であると言えます。
鉄損が発生しないのは、変圧器が停止している(電圧がかかっていない)時のみです。

今回お話ししたポイントは、変圧器の効率計算において基本であり最重要ポイントでもあります。
言葉だけではぴんとこないと思いますので、計算問題をこなしてしっかりとマスターしてください。

 

日本エネルギー管理センターでは、電験三種への合格を目指す人に向けて
初心者〜上級者まで各レベル向けの講習会をご用意しています。

ベテラン講師が過去15年以上の試験問題を分析、要点をまとめたオリジナル公式集を活用して
皆さまの最短合格をサポートします。

詳しい内容については、こちらの電験三種講習会案内ページをご覧ください。

さらに電験三種では低価格のオンライン講座もスタート!
約2年分の通学講習会の内容を動画で視聴でき、おトクで効率的に勉強できるとご好評をいただいています。

興味のある方は、オンライン講座案内ページをチェックしてください。

 

講習を受講された方には講習内容の動画無料配信サービスを実施しています!
電験三種、電気工事士一種二種の講習の日本エネルギー管理センター
http://japan-ems.jp/
e-mail:info@localhost
tell:03-6675-9988
エネルギー管理センター公式Twitter
https://twitter.com/#!/japanemsinfo