先日、誘導電動機の滑りについてお話ししました。
先日お話しした内容だけですと、滑りは0<s<1となるように思えます。事実、誘導電動機として動いている限り滑りは必ずこの範囲となります。
ですが、実は滑りがマイナスとなることがあります。この際、誘導電動機は誘導発電機となり、電源側に電力を供給することとなります。わかりやすく言えば、誘導電動機を外部からの力で同期速度以上の早さで回転させてやることにより発電機になるということです。
これを応用しているのが、従来の風力発電(新しいものは同期発電機を使用しているものもあります)と鉄道の回生ブレーキ(誘導電動機のもの)です。
誘導発電機が計算問題として出題されることはほぼありませんが、知識問題として出題されることはありますので覚えておくとよいでしょう。

講習を受講された方には講習内容の動画無料配信サービスを実施しています!
電験三種、電気工事士一種二種の講習の日本エネルギー管理センター
http://japan-ems.jp/
e-mail:info@localhost
tell:03-6675-9988
エネルギー管理センター公式Twitter
https://twitter.com/#!/japanemsinfo