前回は直角三角形を用いたインピーダンスの求め方についてお話ししました。
今回は、それに関連して力率との関係をお話しします。

力率をインピーダンスから求めるとすると、
 cosθ=抵抗/インピーダンス
となります。これを三角形に置き直すと、
 cosθ=底辺/斜辺
になります。
つまり、抵抗:リアクタンス:インピーダンスが3:4:5ならば、力率は
 cosθ=3/5=0.6
と簡単に求めることができるのです。
前回お話ししたように、3:4:5の比率は非常に出題される可能性が高いものです。ですので、抵抗:リアクタンスが3:4ならば力率は0.6、抵抗:リアクタンスが4:3ならば力率は0.8と憶えてしまうと非常に便利です。この根拠となるのは3:4:5の三角形であることも頭に置いておいてください。

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