第二種電気工事士過去問解説(H14年午前問11)
問11
低圧の機器等を簡易接触防護措置が施してない場所に施設する場合、それに電気を供給する電路に漏電遮断機を設置しなくて良いものは。
イ.ライティングダクト工事による低圧屋内配線のダクト
ロ.水気のある場所に施設した、単相100[V]の電動機(鉄台の接地抵
抗値80[Ω])
ハ.雨露にさらされる場所に施設した、三相200[V]の電動機(鉄台の
接地抵抗20[Ω]
ニ.事務所の単相24[V]の出退表示灯
答 ニ
解説
簡易接触防護措置を施していないということは人が容易に接触することができるということですので、そのような場所に使用電圧が60[V]を超える低圧の機械器具に接続する電路には原則として漏電遮断機を施設しなくてはなりません。ただし、
・乾燥した場所
・D種接地工事が3Ω以下
の場合は省略できます。
よって、この問題で漏電遮断機を省略できるのは使用電圧が60[V]を下回っている「ニ」のみとなります。
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