第二種電気工事士を受験された方は、電線の切り取り寸法で「器具一個何センチ」という内容とともに「端子台に差し込むときと切りっぱなしの時」に関しての寸法も学んだと思います。実は、第一種電気工事士では後者の概念が非常に重要になってきます。

 変圧器回路は、基本的に端子台で作業しますしタイムスイッチやMCは端子台で代用します。つまり、端子台を用いる問題が第二種電気工事士に比べて非常に多いのです。ここでやっかいになってくるのが、端子台の端子同士をつなぐ線(渡り線と呼ぶこともあります)の作業です。なぜやっかいかというと、端子同士の渡り線なので単線結線図には寸法が書かれていません。つまり、作業者が自分でおよそ何センチにすれば良いか考えなくてはならないのです。短すぎると作業が困難になりますし、長すぎると線が足りなくなってしまいます。

 実際に何センチにすれば良いかは問題によって異なりますので、講習などの際に問題ごとのポイントとして憶えてください。この寸法取りで失敗してしまうことも多くありますので、十分に注意する必要があります。

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