前回は一線地絡電流とB種設置工事についてお話ししました。

電験三種の計算問題では、B種接地工事とD種接地工事の接地抵抗値に関する問題が出題されることがあります。

これは、低圧機器で漏電が発生した場合に生じる機器外箱の対地電位上昇を抑えるため、D種接地工事の抵抗値を何Ωいかにしなければいけないかを求める問題です。

考え方をお話しすると、低圧機器で漏電が発生した場合、電源電圧105VをB種接地とD種接地の接地抵抗で分圧することになります。たとえば、B種接地工事の抵抗値が50Ω、D種接地工事の抵抗値も50Ωだとすると、電源電圧100Vが分圧し漏電した機器の外箱対地電位が50Vまで上昇します。問題では、対地電位を何V以下にするという条件が与えられますので、それに応じてD種接地工事の抵抗値を求めることとなります。

応用的な問題では、前回お話ししたB種接地工事の抵抗値を求めさせてからD種接地工事を求める可能性もあります。

ポイントとしては、漏電した時の回路を理解することが非常に重要です。

過去に出題された類似問題を解いて、手順と回路をしっかりと理解しましょう。

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