問17
D種接地工事を省略できないものは
ただし、電路には定格感度電流30[mA]、定格動作時間0.1秒の漏電遮断器が取り付けられているものとする。

 イ.乾燥した場所に施設する三相200[V]動力配線を収めた長さ
  4[m]の金属管。
 ロ.乾燥したコンクリートの床に施設する三相200[V]ルームエア
  コンの金属製外箱部分。
 ハ.乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200[V]
  誘導電動機の鉄台。
 二.乾燥した場所に施設する単相3線式100/200[V]配線を収めた
  長さ8[m]の金属管。

答 ロ

解説
 ロは、電技解釈第29条「機械器具の金属製外箱等の接地」の省
略要件を満たさないことから、接地工事が省略できません。も
し、問題の条件にある漏電遮断機の性能が「定格感度電流15mA以
下」であったり、施設場所が木製の床等の絶縁物の上であれば感
電により人体に危害を及ぼすおそれが小さいため省略可能になり
ます。
 なお、イとニの金属管工事における接地工事に関しては電技解釈
第159条に記載されています。

講習を受講された方には講習内容の動画無料配信サービスを実施しています!
電験三種、電気工事士一種二種の講習の日本エネルギー管理センター
http://japan-ems.jp/
e-mail:info@localhost
tell:03-6675-9988
エネルギー管理センター公式Twitter
https://twitter.com/#!/japanemsinfo