「やさしく学ぶ電気工事士シリーズ」第二弾として、「抵抗」について動画でお話ししていきます。
今回の動画は、電気を初めて学ぶ際に悩むであろう抵抗について、専任講師がやさしく丁寧にお伝えします!
電気工事士のテキストでは図と公式で書いてありますが、ただ覚えるだけではなく、わかりやすいイメージで掴むことによって様々な問題に対応できるようになります。「実は金より銅の方が電気が流れやすい!」という、意外に思う方が多い情報もお伝えします。
電気工事士だけではなく、電験三種受験者の方にもおすすめの動画となります!是非ご覧下さい!
大変ご好評を頂いている当センターの第2種電気工事士講習会は、東京、埼玉、神奈川、名古屋、大阪で開催しています!
2020年度下期からは千葉、仙台での開講も予定しております。講習会の詳細はこちらからご覧下さい!
https://www.japan-ems.jp/curriculum/e-construction2.html
講習のサンプル動画がyoutubeで見れます
https://www.youtube.com/channel/UCMzcJDNESFPvUrfA0ndU0LQ/videos
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第八弾です。
お客様から、省エネしたい!というご要望を頂きました。
まずはエアコンやコンプレッサーの運転状態を知らせる様にランプを各機械の所に付けました。
換気扇に関しては、温度とタイマーを組み合わせて自動運転を開始しました。
また、最近ブレーカの一次側にサージカットシールを貼って電力量が10%下がったと喜ばれました。
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第七弾です。
最近、「高調波」という言葉がよく聞かれるようになりました。しかしその「 高調波」とは何なのかを、正確に理解している人はそう多くはないでしょう。
電験の教科書に載っているような説明だと、「高調波」とは「周期的な複合波の各成分中、基本波以外のもの。」のことです。
現在「高調波 」と言われているものは、ほとんどが「電源高調波電流」のことを指し、電気の流れる方向が周期的に変化するものをいいます。
結果として、電動機が異常回転や振動を起こしたり、電気機器に悪影響を及ぼしたり、他のお客さまの電気の使用を妨害したり、もしくは妨害するおそれがあります。
さて今回の事例はこの高調波に関するものです。
岐阜某所の車部品加工をされているお客様の件で中部電力から高調波障害の連絡がありました。
その工場には、動力トランス300kva、電灯トランス50kvaの変電設備があります。
高調波障害の原因を探ってみました。結果、下記のことが原因のようでした。
原因その①動力トランスから油漏れもあり、騒音、鉄損・銅損の増大がある。
原因その②負荷の工作機械がインバーター仕様のものが多い。
原因その③直列リアクトルなしコンデンサ設備が配電系統の高調波を拡大させている。
工場の稼働は24時間体制で7時、11時、13時、17時、19時と極端に第5次高調波が発生していました。
そこで、対策として下記を実施しました。
①トランスの油漏れ対策
②小容量のコンデンサ設備にも適正な高調波耐量を有した直列リアクトルと組合せて運用
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第六弾です。
今回、機械増設のために既設キュービクルを、大きいトランスにする新設キュービクルを設置しました。
150kva→200kvaへトランスの容量をアップしたため、電力量を計測する電力会社支給のメーターを取り付ける作業がありました。また、ブレーカーも機械用に増え、既設の二次側の配線を相回転も考えて繋ぎかえることが必要になりました。
また、今回の工事で古くなった高圧電線も新しくしました。
工事後、トランス、高圧電線の耐圧試験を主任技術者として行い、電力会社の立会いのもと送電しました。お客様から、停電時間を最小限にしてもらい喜んでもらいました(^^)/
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第五弾です。
昨年6月、アイスクリーム食品工場のキュービクルの更新を行いました。
既設のキュービクルを撤去中です。
そして、新しいピカピカのキュービクル、いらっしゃい!
キュービクルの更新をする場合、入念に既設配線の行先や相回転と、ブレーカーの位置も入念に位置確認することが大切です。
また、トランス500kva以上の場合、最近突入電流を吸収するLBSを設置する義務が出てきて購入価格が上がるという事になりました。
今回、事前調査をしっかり行い電力会社とも連携し、スムーズでした。
また、屋上の設置基礎の状態が悪く、ひびが割れ雨水がしみてきて、二階の部屋が水浸しになると言われました。そこで、交換と同時に防水工事も行いました。
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第四弾です。
点検先に自動車メーカーの協力会社の工場があります。キュービクルの中に伊吹山の雪が進入して、LBSが不良となり、停電しました。
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このままでは、工場の生産ラインが止まってしまうという事故が起きました。工場の生産ラインで組み立てる部品を、お客様の工場から出荷できないのです。これはお客様の会社にとって最大の危機でした。
私たちは社員一同、知恵を結集して停電した部分を最小限に食い止め、電力のバイパスをかけて仮復旧をしました。
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あと5分遅れていたらメーカーの信頼を失っていた。」「急いで作業をしてくれたから、うちは命拾いをしました。」と、お客様から感謝の言葉を頂き、私たちもホッとしました。
作業中は死にもの狂いでしたが、落ち着いてみるとよくあんな大雪の中を車で走って間に合ったものだと思います。お客様の危機を救ったことから、改めて自分自身が大切にしている価値観が見えました。目の前のお客様に「安心と感動」を与える、改めてそういう仕事をしようと思える経験でした。自信と誇りを感じています。
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第三弾です。
中津川の自動車関連の会社で、安全のために補助金活用をしました。
動力のトランス,500kva×2台と75kva×1台が31年目になり老朽化していたので、無負荷損と負荷損、エネルギー消費効率の計算から、750kvaで対応可能なので省エネ提案をしました。
これが31年間休まず働いた75kvaのトランス君です。今までよく頑張ったなあ、えらいぞ!ナデナデ。
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これが今回新規に導入したトランスです。まだピカピカです!(^^)!
ちょうど、経済産業省の補助金があり、省エネになり採択されました。
国に、機器費の1/3の費用で100万円を負担して頂きました。
古くなった変圧器は、補助金を活用して、安全や省エネ効果からも提案するといいですね。
名古屋一宮校 細江です。保安管理業務レポート第二弾です。
2月10日、自動車関連の工場でSOG高圧気中開閉器の更新時期が来ました。
需要家内で発生した電気設備の事故を自動で電路を切ることで他の需要家への影響を最小限に止める目的があります。波及事故を防ぐ役割もあります。
20数年を経過し、他にも現在設置されている受変電設備の中で多数使用されているのが実状です。
耐用年数は、15年又は負荷電流開閉回数200回が基準となっています。
今回、キュービクルの更新もあり取り替えることになりました。
安全を守る主任技術者の役割は大きいですね。
名古屋一宮校 細江です。
名古屋一宮校の講習会運営を担当いたしますので、よろしくお願いいたします。
私は普段、保安管理業務に従事しており、いろいろな場所の高圧設備の点検作業を担当しています。
今後は実務関連のお話もさせて頂きたいと思います。
さて、先日自動車関連部品工場の点検に行ってまいりました。
月一回の高圧設備の点検でお伺いした際、放射温度計で動力のトランス温度を測定したところ、二次側配線の接続点が
70度であることが判明しました。5日後、電線の接続箇所の劣化と判断し、ボルトナットを交換しました。
温度は30度になり一安心しました。
安全第一ですね。
皆様こんにちは。日本エネルギー管理センター 事務局スタッフMです。
本日は当センターが採用している電験三種のテキスト(年末電気数学初級コースで使用)に関してご紹介いたします。
電気書院 改訂新版 第1・2種電気工事士のためのやさしい数学 定価:2,160 円(本体2,000円+税)
https://www.denkishoin.co.jp/products/detail.php?product_id=146
「第1・2種 電気工事士のためのやさしい数学」というタイトルだけみると一見とっても簡単そうな内容ですが。。
ここで読者の皆様に質問です。
皆様は工事士筆記試験に合格された際、最初の10題を占める計算問題は全問正解されましたでしょうか?
全問正解した!計算は得意!という方にはあえて必要ないと思いますが、そうでない方は是非
一度、このテキストをご覧ください。
電験三種の計算問題を解くのに必要な基礎がちりばめられております!
特に三相の計算が取り組みやすい構成となっています。
スター結線だから線間電圧は相電圧の。。。
デルタ結線だから線電流は相電流の。。ん?
電験三種あるあるですね。計算の際、こんがらがってしまい、あれ?となってしまいがちです。
ここでうやむやな理解のまま、夏を迎えて地獄の特訓の際にまた同じ問題が勃発し、大変焦る事になります。(経験者は語る)
理論の三相、機械の三相、電力の三相
と、三相は常に登場してきますので、苦手だ、嫌いだと言ってはおられません。
このテキストの良いところは、最初のほうは本当に基礎の基礎から書いてあります。分数とは。。。?と言った話からら始まりますので、数学アレルギーの方にも取り組みやすい内容になっております。
繁分数の話等は、電験三種の各種テキストには載っていませんよね。
今更基礎的な内容すぎて誰にも聞けない!という事も結構あったりします。
当センターでも繁分数の計算の仕方がわからないといった質問は意外と多く頂きます。
このテキストでは、例題を使ってわかりやすく問題解説がなされた後、同じような問題を解いてみるという形で進められます。
計算問題のパートでは、意外と?うならせる問題も登場してきます。
今の時期にここでしっかりやっておけば、後は応用です♪
年末の電気数学の特訓講座では、このテキストを用いて、基礎からじっくりと、解説しながら進めていきます。
理論の基礎でつまずいている方にも最適の講習会です。
やはり理論の基礎は非常に大事です。
基礎に揺らぎがあると機械、電力、法規といった他の科目の点数が伸びなくなってしまいます。
これを機会にしっかりと基礎固めをして、ゆるぎない地盤を築きましょう!