三路スイッチと四路スイッチは例外
前回の第二種電気工事士関連記事でお話しした3つの約束の二つ目に、
「負荷以外の黒線をつなぐ」
というものがありました。負荷以外の黒線とは電源側の黒線のことで、電源がいくスイッチ、コンセント、他負荷から来ている黒線とも言い換えることができます。
この約束は残念ながらどんなときでも使えるわけではなく、三路スイッチや四路スイッチの回路では使えません。なぜかというと、三路スイッチは一つのスイッチを二つに分けたものと考えることができ、二つのうち片方は電源とつながりますが、もう片方は負荷とつながるのです。よって、三路スイッチから来ている黒線を二つとも電源とつないでしまうと回路が成り立たなくなります。四路スイッチは三路スイッチと三路スイッチの間を中継するスイッチですから、電源、負荷と一切つながりません。ですので、四路スイッチから来ている黒線も当然電源とつなぐことができません。
三路スイッチと四路スイッチの回路と役割を理解してさせしまえば間違えることはありませんが、理解しきれるまで非常にわかりにくい事柄であります。
第二種電気工事士対策講習会
http://www.japan-ems.jp/curriculum/e-construction2.html
講習のサンプル動画がyoutubeで見れます
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